新事業のITシステム再構築19
本日はERPシステムのマスター管理機能について私の意見を述べたいと思います。
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9)マスター管理 … どちらかと言えば不得意
以外と思われる方も多いと思いますが、私はこのように考えています。
勿論、ERPの機能として使うマスター項目はERPの中で管理すべきだと思いますが、管理や帳票目的のマスター項目などはERPの中で持たせる事は無いと思っています。
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例えば、組織階層や製品グループ階層などの管理目的のマスターはERPの中で持たせると管理が非常に煩雑になります。組織や製品の階層は各社ばらばらですし、階層のマスターを新規にERPで持たせるとなると大変な開発になります。
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レガシーシステムに携わってこられた方は、マスターの一元管理というのが基本だと考えておられると思いますが、ERPに全てのマスターを持たせるのは不可能ではありませんが、非常にコスト対効果の面でもメリットは少ないように思います。
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では、マスター管理はどうするか。というと外部にマスター管理専門のシステム(MDM: Master Data Management)を持たせて、必要な項目だけをERPに連携させる形をとるのが良いとされています。
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ERPに機能が足りないので、補足するシステムを外部に作ったり導入したりすることになり、様々なシステムを一度に管理する事になります。それぞれのシステムにもマスターが必要になり、重複する項目も出てきます。
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外部のシステムが少ないうちはさほど負担にはなりませんが、数が多くなってくると、マスター管理システムというものを外部に持ちたくなるかもしれません。
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つまり、ERPは基本業務だけを行うシステムであり全てのシステムの親とはなりえないもの。なのです。
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なので全てをERPで集中管理するというのは
コスト、期間、システムの柔軟性、将来性等を考えて、私は違うと考えています。
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2026年1月26日

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