新事業のITシステム再構築6
今日は今年最後の投稿になります。
.
ERPシステム選定のお話の続きです。
.
ERP選定でもうひとつ決め手になった事があります。アサインしていただいたコンサルの方は非常に優秀な事は昨日述べましたが、それに加えその方は英語が話せる方だったのです。
.
実は日本のIT業界で英語が堪能な方はほとんどおられないと感じています。残念ですが。
.
我々は日本よりも先にマレーシアの工場を先に導入する必要があった為、これは非常に大きな事でした。その後その方にも何度かマレーシアに足を運んでいただき、現地スタッフから直接質問を受けて回答頂ける事は非常に効率的で、現地メンバーも喜んでくれました。私も通訳に時間がとられる事も無くなります。
.
.
ERP選定後、システム導入の稟議書を社長に承認頂いた後、私と若手メンバーの2人はマレーシアに赴任をし、ERP導入に専念する事にしました。現地のIT部門からもERP導入の為に優秀なメンバー3名をプロジェクトにアサイン頂きました。
.
外部からは、ERPシステム会社のコンサルの方2名と、アドオン開発を頂く方3名、それにERP外のシステム開発3名の計13名の体制で始まりました。
.
実は、アドオン開発はアジャイル方式で行うと、最初に決めていましたので、開発の進捗管理や詳細なドキュメントやテストなどを行う要員はお断りさせていただきました。何しろ時間が無く早く仕上げる必要がありましたので。
.
実はERP開発会社の方もERPの開発をアジャイル方式ではやったことがない。と最初は不安がられていましたが、
.
1)プロジェクト推進、業務・システム設計は我々が行い、責任は全て我々が負う事。
2)御社にとってもこの経験が今後のERP短期導入の実績になる。
.
事などで説得し、私自身も100%の自信はなかったのですが、外部会社の皆様にもご納得いただきました。
.
つまり、自分自身がコンサルタントさんの意見を伺いながらERPや業務設計、外部のシステム等設計し、開発結果のテスト、改善指導などを積極的に行う覚悟でいました。
.
日本の大手ITベンダーの提案のほとんどはウォーターフォール型を提案されます。銀行やインフラ企業のシステムならわかるのですが、我々のような1製造業にはコストも時間もかかりすぎてとてもビジネスのスピードや変化にはついていけないと以前から感じていました。
.
私自身もERP導入の経験があるわけでもなく、自信は無かったのですが、今までの経験と人脈を生かす事ができれば何とかなるはず。くらいの感じでした。
(新しい事を始める時はいつもこんな感じでしたし。)
.
.
メンバーも役割もある程度明確になり、いよいよプロジェクトがスタートしました。
.
.
この続きはまた来年。
.
今年一年ブログをご覧頂きありがとうございました。
来年も引き続きよろしくお願いいたします。 良いお年をお迎えください。
.
.
2025年12月26日
« 前の記事へ

コメントを残す