新事業のITシステム再構築5
今日はERPシステム選定のお話をします。
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昨日も述べましたが、製造している製品に個別のシリアルNoが割り振られています。
シリアルNo毎のデータ管理ができるERPシステムを求めていました。
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又、客先からはシリアルNoのフォーマットが細かく決められており、最大30桁のシリアルNoが定義できる必要がありました。(連番の部分が最後尾でなく、中央部分に定義されている客先もありました。)
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全社で推進しているSAPではこの条件を満たす事ができず、当時グループ会社で使われていたERPを調査した所、組立製造業としての一通りの機能があり、シリアルNoの条件もクリアしている事がわかりました。
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通常であれば、現状のシステムや業務を一通り調べた上で、それに合うERPを選定するのが通常だと思うのですが、我々は大まかな機能確認だけを行い不足する機能は外部に付加してあとは業務をERPに合わせる事で導入までの期間を短縮できると考えました。
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そのERPシステムは日本ではさほど有名ではありませんでしたが、今でも良い選択だったと思っています。丁度ERPのクラウド化が始まった頃で、そのERPシステムにとっては我々が日本で最初のクラウド版導入事例になる事もあり、優秀なコンサルタントの方をアサインしていただき、その方々と話をしている中で、これしかない。という思いになっていきました。
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2025年12月24日

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