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データ活用システム その6

先週からデータ活用システムのお話をしています。

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データベースの基本は正規化。でも外部結合と膨大なデータ件数処理の必要があり、レスポンス重視で、思い切って正規化をしない手法をとる事にしました。

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つまり、本体のデータベースの項目にコードだけでなく名称も持たせたり、期(年)単位のデータ構造にし、12か月の項目(数量、単価)を持たせるデータベース構成にしました。

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元のデータは月単位のデータなので、バッチ処理で横に月を並べた構成のデータベースを作成する事にしました。

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おかげで、バッチ処理に時間はかかるものの、PCへのレスポンスは5秒以内に収まるようになりました。

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現在はサーバーの能力も向上し、元のデータをそのまま活用できるようになりましたが、当時はこれ以外には手段はありませんでした。

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何しろ試作版ですので、ユーザから良い反応をもらいたい一心で、常識はずれな事でしたが、結果重視で開発しました。

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データベースの更新は日本、アジア、ヨーロッパ、アメリカと1日4回のバッチ処理を行い毎日最新の売上が予実対比でわかるようになりました。

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Excelに直接結果が表示される事も好評で、今までにない連結の販売管理システムで全社で活用していただけるきっかけになりました。

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でもシステム自体は、好評だったのですが、活用度は思った程伸びなかったのです。

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続きはまた明日。

2025年10月8日

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