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コミュニケーション

ITシステム障害の圧倒的No.1原因は「コミュニケーション不足」ではないでしょうか。

指示がなかった。聞いていなかった。知らなかった。など組織が大きくなればなるほどこの要因が増えていくように思います。特にIT部門の方はコミュニケーションが苦手な人が多く、他の部署から見ても話しずらい部署と見えているのではないでしょうか。

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利用部門:話しずらい→必要な事だけを伝える

→IT部門:要求に至る背景がわからず良し悪しを考えずいわれたままに作業だけを行う→システムが複雑化していく

→利用部門:気の利いた仕組みと感じない。

つまり、同じ社内なのに要求者と作業者の関係になってしまいます。これであればIT部門は外注化した方がよいと経営層に思われても仕方ありませんね。

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コミュニケーションに100点はないと思いますが、私が日頃心がけている事をお伝えします。

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1)IT用語は使わない。

  IT部門の話は全く理解できないという意見はよく聞きます。IT用語は英語短縮名が多く経営者や業務部門は全く理解できないと考えた方がいいです。

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2)普段のコミュニケーション、こちらから話しかける

  空き時間があれば業務部門に出向き話をするようにします。仕事以外の話でもいいんです。自分を知ってもらう事、相手を知ることが相互信頼関係の基本だと思います。それが仕事上の表面上の要求の背景を知り真の要求を満たすIT構築につながります。 会議では真のコミュニケーションはできないと思っています。

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3)五感に訴える

  メールやチャットだけでは相手の記憶には残りづらいかと思っています。単なる業務上の連絡ならそれでも良いと思いますが、特に重要な場面、謝罪の場面は直接会って話をします。会えない場合は電話でもよいです。 昭和の人間と思われるかもしれませんが、直接会って話をする事で相手の真意が確認できた事は多々あります。

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4)本音でのコミュニケーション

  これは企業風土にも関係すると思いますが、元気があり新製品が生まれている会社は役職や立場を超えた本音でのコミュニケーションができています。逆に立場や形式を重んじる会社は会議でのコミュニケーションが中心で本音の会話が少ないように感じます。

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コミュニケーションに正解はありません。人によって接し方を変える事もあります。皆さん自身で色んな方法を試しコミュニケーション力を磨いて頂きたく思います。 

実は私も切磋琢磨、トライ&エラーの毎日です。

2025年4月3日

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