6.ERPの導入 その1
本日はERPの導入に際し、注意しなければならない事のお話になります。
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今までERPでは実現が難しい仕組みをERPの外側に構築するお話をしてきました。
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なので、本日はいよいよERPの導入の話になります。
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何度も言いますが、ERPに過度な期待をしてはいけません。世界標準で当たり前の事を当たり前に処理してくれるシステムに過ぎません。それ以上の事は外部システムに任せる事を前提に話をします。
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ERP導入に際し、一番最初にユーザから不満が出るのが、使い勝手が良くない事です。
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今までなら1画面で入力できたものが3~5画面使って入力しないといけないとか、1つの画面で色んな情報がみられない等、常に現状と比較した不満が出ます。
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ERPによって差はあるものの、現状に比べれば使い勝手が悪いと感じる事は必ずあると思います。そんな時、私はこのように返答する事にします。
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「私もそう思いますが、それがどうかしましたか?」と。つまりソフトを選択した時点で使い勝手は腹をくくっていただくしかないのです。それがERPなんです。
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使い勝手を良くする為にERPをカスタマイズするなんて邪道だと思っています。ERPは四半期に1一度バージョンアップをします。カスタマイズしてしまうとそのバージョンアップの度に問題ないか確認しなければなりません。その苦労は大変大きなものになりますし、完璧なテストなんてできません。多少使いにくくてもありのままを使ってもらう事で、全体をみれば効率的になるんです。
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使い勝手は昨日まで説明してきた、外部システムに求めるべきものです。
使い勝手が悪くなる事で効率が落ちるのであれば、それは経営判断として要員増などで一時的に対応していただくしかありません。
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でも不思議な事に、ERP導入後しばらくするとその不満を口にする人は少なくなります。それなりに皆さん新システムに慣れてくれるんですね。
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ERPはありのままを使ってもらう事が私は将来を考えた時に一番大事な点だと思っています。
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逆に言えば、ERP選定の1つの評価基準は使い勝手なのかもしれませんよ。
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※来週1週間は夏休みとさせていただきます。
2025年8月8日

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