100点は目指さない。
新たに仕組みを作ったり、既存のシステムを作り変えたりする時、皆さんはどのようにシステム設計をされていますか?
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私はまず何を目的にシステム化をしたいのかは重要で良く話を聞きますが、現状どのようにしているかは概要だけを聞くようにしています。
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現状を変えたいからシステムを(再)構築する訳で、現状の運用のままシステムをつくる事が目的を達成する最適解とは限らないケースがほとんどだからです。
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では、どのように設計するか。。私はまずは目的達成の為のアウトプット案を作成し、それに関連するマスターやインターフェースなどバックグラウンドの仕組みを設計します。
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そして、自分なりに消化したものを絵や図にした段階で、一旦関係者や主管部署(業務の責任を担う部署)に確認をとるようにしています。これは自分の案が求めているものの方向性と大きく乖離していないかを確認する事と、それを見せる事で関連部門にシステムに対して具体的なイメージを持ち、主体的に取り組んでいただくきっかけになる事が多いからです。
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つまり最初から100点は目指しません。70点や80点であとは関係者と協議を進める中で90点や95点を目指すのです。また、いくら頑張っても100点にはできないという余裕や余白をもっておく事も大事です。
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システムや心に余白を残す事で、後々の突発的な要求や変化に対応できる柔軟なシステムができるように思っています。
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あくまで私のご提案ですので、これも100点ではありませんよ。
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2025年6月10日
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