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「できる事」と「使える事」は全然違います。

皆さんの会社にも、ソフトウェア等の売り込みがあると思います。

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その領域やソフトウェアの知識があるケースは稀で、殆どのケースは初見で話を聞く事になると思います。

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相手は営業担当者です。自分の会社の売り込みから始まり、売りたいソフトウエアの素晴らしさを綺麗な資料で説明してくださいますよね。

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もしあなたにソフトウエア導入の決裁責任があるとすると、皆さんはどうされますか?

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私は常に1つの判断基準を芯にすえて、意思決定をしていました。

それは、「自社で使えるか」です。

営業担当者は、延々と「出来る事」を説明します。こんな事ができます。他社ではこういう業務に採用してもらってます。 様々な機能や事例を説明されますが、それは事実ではあると思いますが、それぞれの企業の経営優先順位や周辺の環境も各社違います。それらがソフトウエアとたまたまうまくマッチした事例かもしれません。

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大事なのは、あなたの会社でそれが使えるか、使いこなせるかどうかです。

他社でうまくいった=自社でうまくいくとは限りません。システムの環境だけでなく、ユーザ部門のIT習熟度(リテラシー)など周辺の環境の違いがあるはずです。

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特に最近のソフトウエアは高額なだけでなく、導入のためのコンサル費用が莫大になるケースが多くあります。 私は必ず相手に、うちで使いこなせますか?と敢えて聞くようにしていました。

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そうすると、相手も一瞬考え、成功する為の土台となるインフラや我々の業務課題を確認してくれる事もありましたね。

そう質問しても、中には延々とできる事しか説明しない人もいます。そういう人や会社は避けてきました。

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「できる事」と「使える事」には大きな差がありますよ。

良いものでも使えないものというケースがほとんどです。

これは私の例ですが、意思決定に正解はありませんが、何等かの意思決定の判断基準を皆さんも持たれる事をお勧めします。

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もし途中で使えないとわかったら、すぐに止める事も大事なリーダーの役割です。

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2025年4月24日

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