ERP導入の失敗事例7
今回の事例は失敗というよりも、本当にそれでいいの?という事例です。
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7)現状と同じ機能をERPで作りこもうとする事
これも以外に思われる方がおられるかもしれません。
ERPを導入する際に、詳細な現状調査を行い、それを目標にアドオンや作りこみを行う事例です。一見良さそうに思うのですが、現状=100点の仕組みになっているのでしょうか。
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現状のシステムは数十年前に設計されたもので、今の時代に合わなくなってきている事がほとんどだと思います。
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せっかく億単位の投資をして、ERPを導入しようとしているのに、今と同じ機能しかない。というのは投資対効果の観点からいかがなものかと思いますね。
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例え、同じ機能のシステムができたとしても、ERPは使いにくいもので必ずユーザから不満が出ます。つまり、マイナスにしかならない事が容易に想像できますね。
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私ならERPをベースにバーコード、ハンディターミナル、RFIDや設備との連携、DWHも含め出来る限りの自動化、見える化を進めるように設計します。
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それでようやくユーザがやる気になってくれて、積極的に参画してくれるようになるものです。
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ERPから出る帳票もそんなに褒められたものではありませんよ。Excelにダウンロードできたとしても小計、合計、色付け、グラフ化などは全部自分達で行う必要があります。作り方を間違えるとAさんとBさんの実績値が違う。ってことになってしまいます。
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ERP導入に合わせて現状維持ではなく、よりよい具体的で明確なゴールがなければ結果は投資ではなく、莫大な費用と使いにくく工数のかかるものだけが残る事になります。
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ERP導入後に色んな機能を付加するのは容易な事ではありません。それを今後数十年使う事を念頭により良いゴールを目指しましょう。
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2026年2月12日
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