ITインフラ IT機器標準化
IT機器の標準化の話になります。今回はグローバルでなく、日本国内の話になります。
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PCやスマートフォンなど従来は国内の地域毎に機種や企業を選定していました。
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当たり前の話になりますが、日本の標準機種を決めて購入先も限定する事で数千台に上る契約になり、大幅なコスト削減ができました。
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コスト削減については資材部門と一緒に進めました。
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機種選定にあたっては、各社提案の機種で実際に企業で使うアプリを入れて性能評価を行いました。さほど差は無いだろうと思っていたのですが、かなり性能差がでていましたね。
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機器選定にあたっては、機器の提案だけでなく、キッティングと呼んでいましたが、その企業で標準的に設定されているソフトを事前に導入、設定した状態で提供してもらう事で、各拠点のIT担当者の負担を減らす事にも取り組みました。
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スマートフォンにもセキュリティソフトや会社の標準ソフトや設定値の変更なども行った上で提供してもらいました。大手3社のキャリアそれぞれから提案を頂き、最終的には2社を選定しました。本社としては1社にしたかったのですが、地方の拠点によっては電波の入り具合に差があり、最終的には2社の選定となりました。スマホの機種は同じものです。
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これだけでも、年間数千万円以上のコスト削減になったと思います。
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地域の総務、購買部門からは当初文句が出たことを覚えていますが、拠点毎ではとても出せない価格になった事もあり最終的にはご納得いただきました。
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考えてみれば当たり前の事ですが、それまでなぜ行ってこなかったのでしょうかねえ。
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皆さんの企業でももし出来ていなければ直ぐにでも効果がでる事ですので、お勧めします。
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2025年11月7日
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