ITインフラ ID統一
本日はIDの統一の話になります。
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それまではIDはシステムによってある程度は統一されていたのですが、殆どのケースが
会社番号+従業員番号の形式でした。 一見それでも良さそうに思いますが、下記の課題が顕在化してきていました。
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1)会社番号が数字の連番だがシステムによってはアルファベットが必須のIDがある。
2)派遣社員の方や業務委託の方専用に番号を振る必要があるが、社員になる際に再度IDや権限を付与する必要がある。(仕事は変わらないのに)
3)社員が退職、嘱託になった場合も同じで、新たに番号を付与する必要があり、セキュリティ上以前の番号を記録しておく必要がある。
4)海外子会社に転勤した時に、日本のシステム用IDと現地のIDを使い分ける必要がある。
5)グローバルなシステムが増加し、1個人を特定する必要性が出てきた。
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ID管理だけであれば運用できない事もなかったのですが、IDに費用負担業務なども絡み、IDが変更されるたびに様々な業務に影響を与えていました。
又、日本では個人情報保護法が施行され、マイナンバーが人事システムに登録される事になり、社員番号をIDに使う事のリスクを避けるべきと考えました。
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システムのシングルサインオン化の潮流もあり、思い切ってグローバルID化に切り替える決断をしました。
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続きはまた明日。
2025年10月30日

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