データ活用システム その13
営業部門へのシステム展開に目途がつき、日本全国の営業担当者、スタッフにデータ活用のシステムを展開しました。
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その頃には、更にデータの種類も増えていました。受注高、在庫滞留状況などもメニューに加わり、営業部門だけでなく、製造部門からも声がかかるようになっていました。
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受注、在庫、販売などから今後の生産計画の基礎データを作りたいとの要望が多かったと記憶しています。
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ただ、そのころ10製造事業部程ありそれぞれの製造事業部の要求に応えていくことは開発の負荷だけでなく、業務標準化、効率化の意味でも良くないと思い、代表的な2-3の事業部の代表者と話をし、標準的な管理表をまず作成し、その後製品や客先の特性に合わせた派生的な管理表を2-3作成するようにしました。
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文章では簡単に書いていますが、これら全て交渉事ですので話をまとめる事にはかなりの労力を割いた事を覚えています。でも、初期の段階から標準化を強く意識してまとめた事が全体最適に大きく役立ったと思っています。
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ユーザの要求だけを聞いてシステムを作るだけではいけません。勿論、話は聞きますが、それに全社の観点、自分ならこうする。というアイデアや意思をシステムに盛り込み具体的なシステムの形を絵にしたもので皆さんと協議し、まとめて行くこと。
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これこそ社内IT部門の役割だと思っています。
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明日はこのデータ活用システムの海外拠点への展開のお話です。
2025年10月20日

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