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社内IT応援ブログ

売上管理システム その2

米国赴任中に構築したシステムをご紹介しています。

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従来1日1回のレポートにて確認していた売上速報をリアルタイムに画面で表示するようにしたお話です。

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まず考えたのは、画面のレイアウトです。レガシーシステムをご存知の方はご理解いただけると思いますが、一般的にレガシーシステムは明細を読みながら小計や合計などをプログラムの中で計算し、小計は途中に、総合計は最下部に出すのが一般的です。

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が、この方法だと、最後のページまでスクロール(頁をめくること)しないと総合計がわかりません。

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私はできれば1,2ページで情報がレスポンス良く閲覧できる事が何よりも重要と考えました。

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その為、私の設計した画面は総合計を一番先頭行に出す事にしました。その下にインデントして製品グループ(3行)の内訳の表示。

そして、その下に地域別x製品グループ別の内訳を表示する事にしたのです。

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イメージとしては、こんな感じです。

       M.Plan  M.Forecast Sales  BackOrder …….

Grand Total   xxxx xxxx xxxx xxxx ….

 製品G1 xxxx xxxx xxxx xxxx ….

 製品G2 xxxx xxxx xxxx xxxx ….

 製品G3 xxxx xxxx xxxx xxxx ….

East area xxxx xxxx xxxx xxxx ….

 製品G1 xxxx xxxx xxxx xxxx ….

 製品G2 xxxx xxxx xxxx xxxx ….

 製品G3 xxxx xxxx xxxx xxxx ….

Mid. East xxxx xxxx xxxx xxxx ….

 製品G1 xxxx xxxx xxxx xxxx ….

 製品G2 xxxx xxxx xxxx xxxx ….

 製品G3 xxxx xxxx xxxx xxxx ….

West area 以下同じ

5250システムでは1画面に入る文字数が 80文字x24行 と決められており、その中で収まるように設計しました。行数は一画面では収まらなかったので、2,3画面のスクロールが必要でしたが、何より総合計が一番先頭に出ているので、経営層の方々には大変好評でした。

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システム面からみても、かなりシステムに負荷をかける画面構成です。ある意味常識的な設計ではないと思います。現在のサーバー能力なら問題ないと思いますが、何しろ今から35年以上前の事ですから。。ある意味無茶な設計だったかもしれません。

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又、画面でもうひとつ工夫した機能があります。そのお話はまた明日。

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2025年9月10日

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