8.レガシー脱却方法まとめ その3(完)
今日でレガシー脱却のお話は最後にしたいと思います。
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今日はERP導入後のIT部門の役割について私の考えをお話したいと思います。
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ERP導入により、レガシーシステムからの脱却ができた後の社内IT部門の役割はどうなると思われますか?
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私はERP導入前も後も社内IT部門の役割に変わりはないと思っています。
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システムを通じて、業務改革を推進し、社内外全体の業務効率化を推進するという役割に何ら変わりはないはずです。
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ただ、道具がレガシーシステムではなく、ERPと外部システムに変わるだけです。
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実際、ERPの中身は社内IT部門は手を付けられません。使い方を多少変えて提案するくらいが関の山です。
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では、今までレガシーのプログラグラムを作ってきた人はどうすれば良いのでしょうか。
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私は、第一の提案として、外部システムの設計とプログラミングに携わる事をお勧めします。
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先のブログでも書きましたが、業務が効率化されるのはERPの部分よりも外部システムの方が圧倒的に大きいはずです。IoTなどを使った自動化なども全て外部システムの役割です。
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今までの経験から社内ITの皆さんは社内業務には精通されているはずです。レガシーシステムのように制限のある画面や帳票にとらわれず自由にシステムが設計できる世界で、皆さんの知識と経験を活かし、自由にシステムを設計していただくのが一番だと思います。
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ただ、大事なのは、今までと同じ機能のシステムを設計してはいけません。今までのものとは数段上で効率化されたものを目指し開発しなければならないのが外部システムです。
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それができるかどうか、トライ&エラーで多少失敗を繰り返しながらも外部システムを主導できる様になる事が社内IT部門の皆さんにとって一番だと思っています。
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世界は既に変わっています。レガシーだったら何でもできたのに。。と最初は思われるかもしれませんが、新しい事にチャレンジできる良い機会です。
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経験者の知恵も借りながら、積極的にチャレンジされる事を願っています。
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※もし、ご支援が必要であれば、遠慮なくご連絡願います。
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2025年8月29日
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