3.外部システムの導入手順
外部システムに関してもう1つ重要な事をお話したいと思います。
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外部システムとはERPと連携して稼働する、ERP外に構築するシステムを指します。
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現状のレガシーシステムには様々な機能があると思いますが、特に営業、生産系で現状を超えるような素晴らしい機能はERPにはほとんど無いと思って間違いありません。機能がないからと言って簡単に切り捨てる事はできないものも沢山あると私は思っています。なぜならそれが他社との差別化だったり業務や管理を支えているシステムだからです。
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なので、それを外部システムとしてERP外で構築し、ERPとデータ連携をする事でERPの開発負荷も減らし効率的かつ使いやすいシステムが非常に安価にできるというお話をしてきました。
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外部システムはERP導入と共に稼働する事が必須になりますが、ERPとは完全に独立したシステムですので、ERPと同時にカットオーバーさせる必要はありません。
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現状のレガシーシステムからデータを外部システムに連携する事で、既存のレガシーシステムの機能を外部システムに移管する事をERP導入に先駆けて行う事を強くお勧めします。
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勿論、データ入力系の外部システムは難しいですが、xx管理やxx計画と言われるような管理系のシステムはERP導入を待たずに外部システムに移管されてはどうでしょうか。
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そうする事で、外部システムを先に良いものだとユーザに理解してもらうと同時に、レガシーシステム内の機能が単純化され、ERPに移行しやすい姿になるのです。
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又、外部システムを先行させる事で全システム一斉切替、一斉トラブルというリスクも避ける事ができますし、外部システムだけ使えば用が足りる人が多くおられるはずで、ERPのユーザライセンス数も大幅に削減できる可能性も大となりますよ。
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明日は、外部システムの開発のお話をしたいと思います。
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2025年8月4日
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