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3.外部システムの設計 その1

昨日のブログでERPと一緒に外部システムを。というお話をしましたが、一部の方から外部システムって?というご意見をいただきました。

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ここでいう外部システムとは、ERP外でシステムを準備する事を指しており、社外から調達するシステムを指すものではありません。むしろ、自社で開発できるのがベストです。

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さて、今日は外部システムの構成のお話をしたいと思います。ERPと連携をとり、一般的に言われるxx管理やxx計画と名の付くシステムを外部システムで設計構築します。

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まずは外部システム用のデータベースを準備します。SQL*ServerやOracleDB、PostgreSQLなど基本的には何でも良いと思いますが、DB2など技術者が少なく拡張性の低いものは避けた方が良いと思います。

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その後は、データベースとのデータのやりとりをするシステムの設計を行います。

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システムの方は直ぐにどんなツールを使うのかというお話になる事が多いのですが、それは二の次で、私はまず外部システムの画面設計を先にすることをお勧めします。

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ここで大事なのは、現状のシステムにとらわれずに、自由に発想し設計をする事です。

まずは画面の構成を先に設計します。レガシーだと画面サイズの制約などありますが、オープン系にはそのような制限がありません。現状にとらわれず、現状を大きく超えるシステムの設計をする事が大切です。これが外部システムの成功の鍵であり、同時にERP導入の鍵にもなります。

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大まかな画面の設計ができたら、次にデータベースの設計を行います。この時に大切なのは画面の設計に合わせたデータベース設計を優先する事です。外部システムのレスポンスはユーザの満足度に大きく影響します。

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データベースの正規化にこだわる事なく、扱いやすく柔軟なデータベースにしておくことが後々大切になります。

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ERP導入は既存のシステムを置き換える事ではありません。それをゴールにすると、現状よりも使いにくく効率の悪いシステムになってしまいます。正直、ERPは使いにくいものです。

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その使いにくさを補い、トータルでみれば外部システムの使いやすさが上回るくらいのものにしないといけません。

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この設計には、ある程度の経験や業務知識が必要ですが、ここから逃げてはいけません。

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レガシーシステムしか設計してこられなかった方には直ぐには難しいと正直思いますが、これもチャレンジです。Excelなどを使い自由に画面の設計をされる事をお勧めします。

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あすは、少しツールのお話をしたいと思います。

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2025年7月31日

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