強いチームの作り方 3/3
今日はチーム内のコミュニケーションの話をしたいと思います。
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私もいろんな失敗を経験してきましたが、原因をつきつめていくとコミュニケーション起因が大半をしめていました。
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トヨタ式で言えば、コミュニケーションの問題も仕組みで解決しないといけないのですが、この問題は永遠にゼロにはなりません。つまりコミュニケーションは簡単であり、難しいテーマなんだと思います。
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私がコミュニケーションで大事にし、メンバーに伝えてきた事をご紹介したいと思います。
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1)悪は急げ
善は急げと言いますが、仕事においてはこれだと思います。
つまり、悪い事は早く伝えて対処しよう。という意味です。人はみな失敗をするものです。でも失敗を隠そうとすると、問題が大きくなり後で取り返しがつかなくなる事が多々あります。
メンバーにはいつも「失敗はしてもいいから隠さず直ぐに報告する様に」と伝えていました。
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2)本音で話す。
当たり前の事ですが、これが以外とできない環境の会社が多い様です。
建前や手順、形式を重んじるあまり、内心は賛同していないが、反発できない。事ってありませんか?
建前でなく、本音で意見をぶつけあう環境をリーダーが率先して作ってあげる事が大事なんです。注意しないといけないのは、単に相手を批判する事が本音のコミュニケーションではありません。批判だけでなく対案を出し、なぜそう思うのか理由を述べなければいけません。
誰かの意見が自分の意見と同じであれば、素直に自分も同じ意見です。ということも本音のコミュニケーションです。黙っている事は不要な人とみなされますよ。
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3)3現主義
現地、現物、現実で話をする事です。あるべき論や理屈だけで人を説得する人を多くみますが、百聞は一見に如かず で、現実や現物に勝るものはありません。
先日も作業手順が作れるからとユーザに手作業を説得していたケースがありましたが、私は、現実は対象が200~300社あり全てを正確に手作業でこなせるとは思えず、反応/同意できませんでした。
問題や課題は理屈で解決するものではなく、現場、現物、現実を直視し真の課題を見つめる事から始まります。机上や会議室、PC上では表面上の解決策しか出てきません。
リーダは少しおかしいと思ったら、メンバーにはそれは本当か?と問いただす勇気が必要ですし、自ら現場に行き現実、現物を確認する事を恐れてはいけません。
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コミュニケーションも100点の答えはありません。皆さんなりの行動、実践を通じ経験から得られた事を次に生かしながら改善を重ねていかれる事を期待します。
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2025年7月18日
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