強いチームの作り方 2/3 その3
チーム作りの話の続きです。
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自分がメンバーを選定できず、現状のメンバーだけでいかに目標を達成するかについてお話します。容易に退職を強いる事もできない環境での話です。
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正直、これは100点の答えはありませんし、私の考えもお勧めできないかもしれません。
でも、私が大事にしてきた事は下記のポイントです。
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1)組織の目的、目標達成を第一に考える
どんな時も、これを忘れてはなりません。組織はメンバーの集合体ですが、メンバーの為の組織ではありません。テーマがうまく進まない時、勿論本人と話をし挽回は期待しますが、それとは別にどうリカバリーするかを考えておくのもがリーダの責任です。
他のやり方/手段は無いか。他メンバーや外部からの支援は可能か。
時には計画自体に無理はないか。上司にアドバイスをもらいながら第2選択肢を準備します。
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2)適材適所
組織の目的、目標は常に変化します。でもメンバーの仕事の進め方はそう簡単には変わりません。なので適合できないのはメンバーのせいではなく、組織変化のせいかもしれません。
リーダは常にメンバーが今何に困っているか、何をしたいと思っているか、私生活は充実しているか。などメンバーの状況を把握した上で、チーム構成を考えます。
うまくできない人には、できている人と一緒に仕事してもらったり、もし他部門に活躍のチャンスや場があれば異動の提案をする事もあります。その人が最も活躍できる場を探します。
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3)人は理屈よりも感情で動く
目的や目標が立派でも、それが各メンバーの腑に落ちているかどうかは全く別の話です。
特に面談の場では、目標などの理屈ではなく、今本人がどう感じているか、何を周囲やリーダに期待しているかなど聞き役にまわる事で、安心感をもってくれ、やる気を出してくれることにつながる事があります。
リーダは常にメンバーへの声掛けを行い、行動変化に気遣うようにしましょう。
仕事以外の話もしながら、安心して仕事できる環境づくりもリーダの役割です。
又、AさんとBさんは水と油の関係など、組織内の暗黙のルールも頭にいれておきましょう。
それから、面談はグループでなく、ひとりづつが基本ですよ。グループだと本音の話になりません。
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人が一番難しいといわれるように、これは昔から正解のない世界です。皆さんなりの答えを探してみてください。
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2025年7月17日
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