企業文化という壁
皆さんの会社にはどんな文化がありますか?
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私も転職を経験し、文化の違いに驚いた経験があります。
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どんな企業にも文化は存在しますが、私が特に気になるのは下記のような文化です。
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1)派閥、学閥の存在
2)上司と部下、学卒間(高卒・大卒など)の暗黙の区別
3)組織間(営業/製造/開発など)の見えないルール
4)組織図にはない部門間の上下関係
などです。
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いづれも活発で自由がコミュニケーションを阻害し、スピードを阻むものです。
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特に歴史のある日本企業に多くはびこる文化の様に感じますが、古い企業でも早くから海外に進出し売上の大半が海外にある企業は上記の壁は少ない様に思います。
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勿論、海外にはこんな文化はありませんし、海外でそんな事気にしていたら競合に負けてしまいます。 海外で勝っている企業は例外なくスピード感がありますから。
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これらの文化はIT化を複雑にする要因にもなる事が多々あります。同じ企業内であってもあの部署にはこのレベルの情報までしか見せたくない。情報伝達するときは必ずある部署や人の承認を得る必要がある。などなど、とても欧米発のERPシステムなどでは対応できないケースがあります。
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こんな時、いつも私はチャンスと捉えるようにしています。
その文化にどっぷり浸かっている方々はそれ自体を疑問に思われませんが、私はいつもIT化を機に大きく変革するように提案してみます。全ての文化を壊す事は難しくても8割壊せれば大成功くらいの気持ちで臨みます。
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時にはこのシステムでは出来ません。とお断りします。 できないのはITのせいにしてもらえば良いのです。
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何よりシンプル化、情報の公平性、共有化はIT化で最も重要な事です。
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勇気をもって企業文化の変革に取り組んでいただく事を願っています。
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日本企業の悪しき文化は世界では通用しませんし、これからは日本でも海外企業と競争する時代が来ると思っています。
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2025年6月25日
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