1からやる経験が大事。
社内IT要員の方は勿論ですが、管理職の方も必ずITの現場経験をされる事を強くお勧めします。
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ITの現場経験とは、具体的にはプログラミングに始まり、設計、テスト、導入、教育まで全て自分で行う事を指します。
例え規模は小さくても、1から経験する事が特に大事だと考えています。
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私も20代はバリバリに設計~プログラム~テスト~導入~教育~フォローまで一人で行っていました。
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30代になりチームで行う環境になりましたが、20代の経験が基礎になり、それぞれのシステムの難易度や大まかな工数がわかるようになりました。
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特にプログラミングは大事で、思い通りに作ったつもりでも、1ヶ所のバグ修正に思いがけない時間を費やしたり、苦労の末プログラムが出来上がった時の達成感を今でも思い出します。
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これらの経験が、その後、社外の委託先にお願いした際の見積りの妥当性が自分でわかるようになりました。
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何しろ、IT業界の見積りほどあてにならないものはありません。自分でやれば2日でできる事を平気で1ケ月という見積りが出てきます。
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委託先もある程度のリスクを見積りに入れてくる事は想定しますが、流石に1ケ月はないよ。。という感覚が大事なんです。
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大きな開発になるとそれが何年という期間や費用になりますので、委託先選定はとても大事なんです。自分なりのものさしで自分の言葉で反論できる事がリーダになってとても役立ちました。
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管理職の方、人とお金の管理だけやってればよい。なんて事はないはずです。
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システムの現場の苦労がわかってあげられる上司でいつまでもありたいものです。
2025年5月19日
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