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2-6-2 or 1-8-1 or 1-5-4 ?

新しい事を始めようとすると、賛成する人、反対する人が出てきますよね。

特に従来の使い慣れたシステムを新しいものに入れ替える提案をすると、総論賛成各論反対になる事が多々ありませんか。

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私もいろんな新システムやセキュリティルールを導入してきましたが、全員賛成なんて事はまずありません。

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2-6-2は2割の人が賛成、2割の人が反対、6割の人はどちらでもなく静観。の意味です。

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ベンチャー企業なら賛成が多数を占めるかもしれませんが、日本の歴史ある企業ほど反対派の意見が多くなる傾向にあるのではないでしょうか? 残念なのは反対派の意見の方が最もらしく聞こえるのか、静観派の人が反対派に引っ張られる事が多々ありました。悪い噂ほど広まるのが早いのと同じで、残念ながら日本人の特性なのかもしれません。勿論企業風土にもよる部分が大部分を占めるとは思いますが。

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でも、そんな事にひるんでいては改革はできません。私がいつも心掛けていた事を紹介します。

1)目先の細かな反対意見にとらわれず、経営方針や真の目標達成を目指す。

  大多数の反対派の方々、自分にとって不利益な事で反対をされます。経営は多数決でするものではありません。改革の方針と経営方針と方向性が一致していれば経営層もバックアップしてくれるはずです。

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2)結果で示す。

  資料や口先でいくら説明しても所詮理解はしてもらえないと思います。小さくても良いので1つシステムを作り結果を示す事。システムを作る事だけでなく、利用部門に有益と認めてもらえる事が何よりの説得になります。最初から全社を相手に全員が賛成する仕組みを導入する事なんて夢見てはいけません。小さな成果を積み重ねる事でしか信頼は得られません。

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3)コンサルタントは使うもの

  よくコンサルタント会社作成の資料をそのまま自分が説明する資料として使われるケースを散見します。リーダーはあなたですよね?といつも見ていました。改革を自分事として取り組む事なしに、誰が信頼してくれますか?資料はわかりやすく、いつも自分で作っていました。図なんかを入れて、シンプルに。コンサルタントは自分が不得手とする部分のサポート要員くらいに考えておいた方が良いと思いますよ。

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経営層を味方につけ、自分の言葉で小さくても良いので結果を積み重ねられる事が大事に思います。 健闘を祈ります。

2025年4月17日

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