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社内IT応援ブログ

こんな事できませんか?は悪魔のささやき

あなたにシステム利用部門の方から「こんな事できませんか?」と問い合わせがあったとします。

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私はこの問いかけは「悪魔のささやき」と呼んでいます。なぜ悪魔なのかわかりますか?

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依頼された事に対して、どのようにやろうか(How)と考えてしまっていませんか?

待ってください。正しい行動は依頼の背景や真の目的(What)をまず理解する事です。

依頼された事を依頼通りにやろうとする事は間違ってはいない様に感じますが、あなたは社内IT部門の社員です。真の目的を達成するための最短の方法を考えないといけません。目的を理解すれば他のやり方が見つかるかもしれません。

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以前勤務していた会社でこんな事がありました。

ある日、似たような依頼が企画部門長のAさんと営業部門長のBさんからありました。似てはいるのですが、結構な違いもあり想定していない要望でしたので、それぞれの方に「それの本当の目的は何ですか。」と質問をしました。そうしたら、要望の出所はある経営層の方とわかりました。経営層の方はシンプルな要望をAさん、Bさんに伝えられたのですが、AさんはAさんなりに理解し真の要求に自分なりのプラスαを付加して、私に依頼されたのです。BさんもBさんなりの理解に別のプラスαを付加して要求されていたのです。

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私は経営層の方と直接話をさせていただき、背景を知り真の目的を達成するだけのシンプルなシステムを作りました。経営層の方は満足された事は勿論ですが、シンプルなものでしたので瞬く間に各部門でも活用が広がりました。

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同じような事は皆さんの会社でもあるのではないでしょうか?

言われた事をやっていればある意味楽なのですが、それを続けているとシステムがごちゃごちゃで統制の取れないものになってしまいます。結果、レガシーと呼ばれ会社のお荷物になってしまうかもしれませんね。

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こんな事できませんか?という問いかけには要注意!です。

真の目的を確認する癖をつけましょう。

2025年4月10日

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